本日は、品質管理の基本でありながら、最も効果的な「不良品を外に出さないための鉄則」についてお話しします。 現場ではよく、流出対策として「ダブルチェック」が行われますが、実はこれが落とし穴になることがあります。「前の人が見ているから大丈夫だろう」という心理が働き、せっかくのチェックが形骸化してしまう恐れがあるからです。
そこで重要になるのが、基本動作である「止める・呼ぶ・待つ」の徹底です。
1. 止める:どんな些細なことでも違和感を覚えたら迷わず作業を止めること。
2. 呼ぶ:直ちに管理者を呼ぶこと。
3. 待つ:管理者が来て適切な処置を下すまで、作業を再開せずに待つこと。
言葉にすると簡単ですが、現場でこれをやり抜くのは容易ではありません。特に1日の生産目標に追われている時、呼んでも管理者がなかなか来ないと、作業者は「待っていられない」「このまま流してしまおう」という心理に陥りやすくなります。
つまり、このルールを定着させる鍵は、作業者の意識だけでなく、「作業者が安心して止められる環境」を管理側がいかに作れるかにあります。管理者はすぐに駆けつけられるよう余裕を持てているか?現場へ行って正しい判断ができる教育を受けているか?これらが揃って初めて「呼ぶ・待つ」が機能します。
もし現場で不良流出が止まらない場合は、単なる不注意と片付けず、「止めやすい環境」になっているかを見直してみるのが良いかもしれません。ぜひ明日からの現場改善にお役立てください。